山の多いご当地大分県は自然に恵まれ素晴らしい景観が各地でみられる、、、
大分県宇佐市院内町余谷両合地区(あまりだにりょうあいちく)は1999年に日本の棚田百選に選定されました。 院内町を流れる駅館川(やっかんがわ)水系上流域の滝貞川は同水系の小平川(こびらがわ)に交わる、この橋の東側が滝貞集落、西側が小平集落でこの二つの集落を流れるそれぞれの川が一つに交わることから「両合」と名付けられたと思われる。 その合流地点から200mほど下流に両合橋(りょうあいばし)と言う大正時代に造られた石造アーチ橋(写真下)があり、平成10年1月16日 国登録有形文化財に指定された。
この両集落の急斜面に広がるのが「両合棚田」である(写真上)。 両集落ともに小集落で、高齢化や人口減少が進んでいるが、昔ながらの掛け干しによる稲作を続け、地域の景観を守っている。 耕作面積は1999年に日本の棚田百選に選定された時点で約7ヘクタール、147枚の石積の棚田があった。 2020年6月時点では4ヘクタール、約120枚である。 両合棚田の起源は室町時代に耕作が始まり江戸時代には現状の石積みが築かれ現在の形になったとされる。