鶴峰丸

春4月20日、ここ堺港で乗船して約5ヶ月、9月17日朝、大阪の堺港、関西石油の専用桟橋に着岸した。例により戦場のような忙しさだ、官憲が乗船し入港手続きが終了すると代理店、本社からの関係者、ポートヘルパー、ポートパーサー、が乗船して直ぐに荷役が始まる、交替者、家族などが乗船してくる、私も交替の次席通信士と事務関係、機器の引き継ぎをし昼には本船での全任務が終了した。

gl02091  出張本船での最後の食事はカレーライスだ、入港時は食事の正確な数が解らないのでカレーが定番だ。士官食堂でキャプテンをはじめ皆に下船の挨拶、セコンドオフィサー(2等航海士)、次席さんがいなくなるとマージャンでカモになる人がいないし、寂しいね、、と、こうだ。部員食堂に行きボースン(甲板長)ナンバン(躁機長)司厨長、に挨拶、本船は古い船の為、乗組員の数も多く、賑やかだ。ポートパーサーが海運局に公認の雇止め手続きに行き戻って来た、船員手帳、下船旅費などを貰い何時でも下船出来る、午後の3時過ぎ通信長に下船の挨拶、タラップまで見送りに来ていただきお世話になった二度目の霞峰丸を下船した。南海電車、地下鉄御堂筋線、と乗り継ぎ新大阪からタクシーで伊丹空港へ、夜の9時前に5ヶ月振りに我が家に戻った。