天橋立九州西岸、対馬海峡、山陰沖、そして若狭湾から京都の宮津港に入港した。約1か月ぶりに日本に帰ってきた、この辺一帯は国定公園で海岸線が綺麗だが、沖から眺める景色も格別ですね。入港して直ぐに官憲、代理店が乗船し、いつもの如く慌ただしく入港手続きだ。こちらで数名の乗組員が交代する、私は尾道の向島ドックで休暇下船だ。通信長は奥さまが訪船しておられるし、翌日天気も良いし入港前より考えていた天の橋立へ行く事にした。途中までタクシーで行き、後は普段の運動不足の事も考え、ひたすら歩くことにした。道路の両側には土産物店が並んでいるが一軒に入ってみた、色々な貝殻が売っているが値段をよく見ると、なにー!目を疑う、、、ニューカレドニアの土産店で安く買える貝殻が10倍近くの値段だ、、海岸に行けばいくらでも落ちているような貝殻が1,000円前後もする。乗組員が家に帰って花器にすると言って持ち帰った50-60センチも有る大きな貝の片方、(正式な名前は解らないがみんなシャコ貝と言っていたが)ここの土産店で15,000円で売っている。インドネシアの田舎にでも行けば日本のタバコ10個位と交換してくれる、判っていれば沢山の貝殻を拾って、こちらの土産店に引き取ってもらえばいい稼ぎになるなー、、、丘の上に登り話のたねに自分の股から天橋立を覗いて見た、周りを見渡すと他にも妙な格好をして逆さに股から眺めている人が数人いた(写真)、何処に行くあても無く市内を歩きまわり、夕方に棒のようになった足を引きずりながら船に戻った、、疲れたー!